モノのお値段の話。
モノの値段については結構こだわりがあるほうかもしれない。
もちろん高い、安いというのは全て理由があるわけなので一括りに出来ない難しさはある。
「値ごろ感」という言葉がある、一般的には品質が良い割には低めの価格に設定されている、つまりお買い得なイメージで使われている。一方で、品物の価値相応の値段である感じ、買うのにちょうど手ごろな値段であるという使い方もされる。
さらに「相場」という言葉もある。これはここでは、株式市場で使うそれではなく、世間一般に定まっている人や物事の値打ち、だいたいの見当、また、物事の限界という意味合いであるが、自分がとても気になるのはそのあたりの感覚なのだと思う。
今日、地元で人気だという新しいパン屋に行ってみた。そこで見たものは、驚くほどのパンの種類の少なさと、その価格であった。というのも、一昨日は少し離れた場所にある、2年前に開店した別のパン屋に行き、その店のパンの種類の豊富さ(おそらくざっとみて100種類)リーズナブルな価格設定に感動し、これならこの分量も完売するだろうなと容易に想像できたからだ。企業努力の結果だろう。
一体この違いはなんなのだろう。勿論、前者はかなりな好立地であり、家賃も高いだろうし、周辺の住民も富裕層が多そうだ。
しかし、パンである。
パンが大好きな自分から敢えて言わせてもらっても、たかがパンなのだ。
Tシャツの値段はどうだろう。
丸七商店街の中の、天昇という立ち呑みで呑んでいるときに、隣の30代と思われる男性が話しかけてきた。その時にKAMAKULAXのTシャツを着ていたのだが、そのTシャツ良いっすね!というので、うちのお店で売ってますよというと、そうなんですね?値段はゴッパー(5800円の意)くらいすか?と聞くので、いやその半分の2900円で売っています、というとえ?なんでですか?安すぎですよ!なんでっすか???と執拗に聞かれた。確かに昨今、Tシャツの価格というものは上がった。いわゆる相場が変わった。安いものはある。しかしそれはファストファッションと呼ばれ、始めから安さを前面に出してきている。二極化したのだ。
じゃあKAMAKULAXはどうなの?と言われれば、今の価格が自分の考える「値ごろ感」なのです。
5800円つけるなら、2枚色違いで持って欲しいと思う。それが一番嬉しい。それがデイリーウエアとしてのTシャツの存在価値なように思えるから。
たかがTシャツ、されどTシャツ。
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